この記事を俺トレ的にまとめると・・・
今回、紹介するのは11月11日公開の映画、トム・クルーズ主演の『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」。
ジャック・リーチャー NEVER GO BACKは、なんと、あの大ヒット映画『アウトロー』の続編です。
ジャック・リーチャーの新たな活躍が見られるかと思うと楽しみでなりません。
今回は、そもそも、ジャック・リーチャーシリーズって何だ? というところからジャック・リーチャー NEVER GO BACKの見どころまで解説したいと思います。
前作のアウトローも十分に面白い映画ではありましたが、今回のジャック・リーチャー NEVER GO BACKは、いくつかの観点から前作を超えているといえそうです。
それでは、ジャック・リーチャー NEVER GO BACKの見どころについて解説していきますね。
ジャック・リーチャーシリーズとは
まず、ジャック・リーチャーシリーズというのは何なの?? とかれを知らない人のためにこのシリーズの説明をしましょう。
ジャック・リーチャーシリーズは、イギリス人推理小説家であるリー・チャイルドが書いたジャック・リーチャーというを元米陸軍憲兵隊捜査官であり、現在アウトローの男を主人公とする一連の小説です。
なので、ジャック・リーチャー NEVER GO BACKは、『ジャック・リーチャーシリーズ』が映画の原作ということになります。
ちなみに、今回の映画は、ジャック・リーチャーシリーズの18作目です。
日本でのジャック・リーチャー NEVER GO BACKの原作小説の発売は、2016年11月16日となり、映画の公開に5日遅れているのはけしからんという感じですが、映画を観た後に原作小説を読んでみたり、原作を楽しんだ後に映画を観たりすると、より作品世界が広がって深い楽しみ方ができます。
さて、シリーズを知らない人には、このジャック・リーチャーの魅力とはなんぞや、というところから知って欲しいです。
ジャック・リーチャーの魅力。
それは、かれが元米陸軍憲兵隊捜査官であるのにも関わらず、今は流れ者をしている一匹オオカミだというところ。
組織に属さず、着の身着のまま自らのルールに従って自由に行動するかれは、寡黙でストイック。
孤独を好み、一人で悪を罰し、組織と渡り合う高い能力を持っています。
今は、インターネットが発達した時代で、個人でビジネスをする人も増えてきましたので、ジャック・リーチャーのような自分のルールに従って動くというアウトローな人間の生き方は、ある意味では、まんま自営業者(個人事業主)にも当てはまっていますよね。
なので、ジャック・リーチャーシリーズの鑑賞は、単純にトム・クルーズが出てくる派手なアクション映画が好きな人だけでなく、一人で生き抜く孤高の強さを持ちたい、という人の鑑賞にも向いていると言えるでしょう。
ジャック・リーチャー NEVER GO BACKの前作はアウトロー
ちなみに、ジャック・リーチャー NEVER GO BACKの前作は、クリストファー・マッカリー監督が撮ったアウトロー(2012)。
アウトローも大ヒット映画で、というか、アウトローがヒットしたからこそジャック・リーチャーの続編が製作されたわけで、ジャック・リーチャー NEVER GO BACKをより何倍も楽しむためには、前作アウトローを鑑賞してからの方が良いかもですね。
前作『アウトロー』の面白さについては、あのラッパーで映画評論もこなすライムスター宇多丸さんも絶賛していました。
アウトローは、ジャック・リーチャーシリーズの第9作目である『アウトロー(One Shot)』を原作としています。
なんで、ジャック・リーチャーシリーズの第一作目である『キリング・フロアー』から順番に映画化していかないんだ、という疑問もないではないのですが、これについてはきちんと理由があります。
アウトローのプロデューサーであるドン・グレンジャーのコメントによれば『アウトローは、ジャック・リーチャーシリーズの中でもっとも映画的な作品だったから』とのこと。
確かに、アウトローという映画を観ると、ジャック・リーチャーという人物がどのようなキャラクターなのかがすごく分かるので、ジャック・リーチャー NEVER GO BACKを観る前の予習としてもおすすめです。
余談ですが、アウトローは、動画配信サービス『U-NEXT』でも視聴できます。
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というわけで、U-NEXTで視聴してみるのもおすすめかもしれません。
それでは、ジャック・リーチャー NEVER GO BACKの更なる魅力に迫っていきます。
ジャック・リーチャー NEVER GO BACKのキャストがアツい!
まず、気になるのはジャック・リーチャー NEVER GO BACKの主役であるジャック・リーチャーをだれが演じるのか、ということですよね。
これは、もちろん、我らがトム・クルーズ。
トム・クルーズと言えば、ハリウッドで最も偉大かつ売れている映画スターの一人。
また、ハリウッドアクション映画スターの第一人者と言っても過言ではない人です。
この人は、本来、スタントマンが必要になるような危険なアクションシーンでも、自分で演じちゃうというアクションスターの鏡みたいな人です。
今回のジャック・リーチャー NEVER GO BACKでは、どんなアクションが見られるのでしょうか。
ジャック・リーチャーをトム・クルーズが演じることになった経緯
実は、ジャック・リーチャーをトム・クルーズが演じるというキャスティングは、かなり話題になりました。
というのも、原作小説のジャック・リーチャーのイメージと全然違うからです。
【小説のジャック・リーチャーのイメージ】
・2メートル近く、100キロ以上の巨漢でダークなイメージ
・原作者リー・チャイルドによれば『ブルース・ウィリス(183cm)をさらに長身にして、体格を良くし、首の上にウィリアム・ハートの頭を載せた男』
・つまり、ラッセル・クロウが適役
ブルース・ウィリスをもっとゴツくして
そこにウィリアム・ハートの頭を載せるって
これはなかなか、マッチョで知性も同居しているという贅沢なチョイスですね。
ラッセル・クロウが適役というのも分かる気がします。
なんてたって、ラッセル・クロウは、私生活もグラディエーターですからね(笑)
でも、トム・クルーズのイメージって、そんなジャック・リーチャーのイメージと正反対とまではいかないにしろ、全然、違いますよね。
だって、トム・クルーズはそもそも身長が170センチとぼくよりも低いですし、この人からはダークなイメージってないですもん。
トム・クルーズからぼくが連想するのは、爽やかな笑顔、あるいは、ちょっと胡散臭い爽やかな笑顔です(笑)
でも、だからこそ、ジャック・リーチャーにトム・クルーズがキャスティングされることで描かれる原作イメージとは異なるトム・クルーズのジャック・リーチャーによる映画というのは、すごく興味深くて、ぼくは前作アウトローをかなり楽しんでみることができました。
これについては、原作者のリー・チャイルドも満足しているようです。
プロデューサーのクリストファー・マッカリーから、トム・クルーズをジャック・リーチャーにキャスティングしたいと言われて、「私が作ったキャラクターを演じるのに、史上最大の映画スターを断る理由はない」と承諾したという逸話があります。
トム・クルーズが、ジャック・リーチャーを演じるのは、アウトローから二度目となります。
既に、アウトローでジャック・リーチャーというキャラクターを演じており、その魅力を引き出し、かれについて理解しているトム・クルーズにとって、第二作は、かれの魅力を更に深化させて引き出すことができると言えますよね。
ジャック・リーチャーの吹き替え声優は森川智之さん?
ジャック・リーチャーの吹き替えを、どの声優さんが行うのかですが、こちらは2016年11月1日の時点で、公式発表はありません。
この段階で吹き替え声優をだれが演じるのか発表がないということは、今回のジャック・リーチャー NEVER GO BACKの劇場公開版は、字幕版のみの可能性が高そうですね。
ただし、DVDやブルーレイなどの吹き替えでのジャック・リーチャーの吹き替えは、森川智之さんが演じていたので、もし、吹き替え版があるとすれば森川智之さんになる可能性が高いと思います。
(写真右が、森川智之さん)
森川智之さんといえば、二枚目のキャラクターや兄貴的なキャラクターを演じることが多く、外国の映画俳優では、キアヌ・リーブスやジュード・ロウ、ユアン・マクレガーなどの役柄を演じています。
そして、トム・クルーズについても、これまでアウトローの他に、
【森川智之さんが吹き替えしたトム・クルーズ映画】
・宇宙戦争
・オール・ユー・ニード・イズ・キル
・オブリビオン
・コラテラル
・ナイト&デイ
・ミッションインポッシブルシリーズ
ミッション:インポッシブル
M:i-2
M:i:III
ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
・ラストサムライ などなど。
のような大ヒット映画で、トム・クルーズの吹き替えを演じてきました。
なので、森川智之さんは、トム・クルーズの吹き替えにこれ以上に相応しい声優はいないと言えるでしょう。
ヒロインのスーザン・ターナーを演じるのはコビー・スマルダーズ

ジャック・リーチャー NEVER GO BACKのヒロインであるスーザン・ターナーを演じるのは、コビー・スマルダーズです。
前作アウトローのロザムンド・パイクでも同じことを思いましたが、やっぱり、トム・クルーズの出る映画のヒロインって魅力的な人であることが多いですよね。
ロザムンド・パイクも印象的なヒロインではありましたが、今回のコビー・スマルダーズも負けていません。
コビー・スマルダーズは、カナダの女優で、元モデル。
代表作は、やっぱり、アベンジャーズやキャプテン・アメリカシリーズのマリア・ヒルで一番有名です。
コビー・スマルダーズは、正統派の美女という感じで、トム・クルーズの出る映画のヒロインにぴったりですね。
ジャック・リーチャー NEVER GO BACKの監督はエドワード・ズウィック
(写真左がエドワード・ズウィック、右はトム・クルーズ)
ジャック・リーチャー NEVER GO BACKで注目して欲しいのは、キャストだけではありません。
ジャック・リーチャー NEVER GO BACKは、監督も要注目です。
ジャック・リーチャー NEVER GO BACKを撮ったのは、エドワード・ズウィック。
このエドワード・ズウィックは、日本では意外と知られていないのかもしれませんが、実は、名作・傑作と呼ばれる映画をたくさん撮ったり、製作に携わったりしている映画監督です。
【エドワード・ズウィックの代表作】
・グローリー Glory (1989) – 監督
・アイ・アム・サム I Am Sam (2001) – 製作
・ラストサムライ The Last Samurai (2003) – 監督・製作・脚本
・ブラッド・ダイヤモンド Blood Diamond (2006) – 監督・製作
・ディファイアンス Defiance (2008) – 監督・製作・脚本
・完全なるチェックメイト Pawn Sacrifice (2014) – 監督・製作
いかがでしょうか。
エドワード・ズウィックの撮った映画としては、ラストサムライは観たことがある人も多いのではないでしょうか。
ラストサムライは、渡辺謙さんがトム・クルーズと共演しており、知名度が高く、しかも、クオリティもかなり高い映画です。
ラストサムライは、個人的には日本人を気高く、美しく、撮ってくれているところが嬉しかったですね。
エドワード・ズウィックの映画は、ぼくとしては基本外れがないと思ってるので、ジャック・リーチャー NEVER GO BACKもかなり面白いと考えて良いかと思います。
ぼくは、鑑賞する映画を決めるときに、その重要なファクターとして、その映画を監督しているのがだれかを重要視します。
監督は、役者の演技や撮影、音楽、美術など、すべてを管理し、最終的にOKを出す役割を担っている役職です。
なので、映画の質は、その監督の力量に左右されると言ってもいいんですよね。
なので、エドワード・ズウィックだけでなく、スティーヴン・スピルバーグやクリント・イーストウッド、クリストファー・マッカリーなど、質の良い映画を生み出してきた実績がある映画監督が撮っているものは、映画として満足できるものが多いです。
前作アウトローの監督であるクリストファー・マッカリーと、今作ジャック・リーチャー NEVER GO BACKのエドワード・ズウィック、どちらが優れているという話ではありませんが、エドワード・ズウィック監督の撮る映画には、アウトローと同等、あるいはそれ以上の期待を寄せても良いと思います。
ジャック・リーチャー NEVER GO BACKの興収はアウトローを超えている!
でも、アウトロー以上にジャック・リーチャー NEVER GO BACKが期待できそうな理由として、以下の理由が極め付けですね。
実は、ジャック・リーチャー NEVER GO BACKがアメリカでどのような評価を受けているかと言うと、これがかなりの高評価。
全米ボックスオフィスランキング(10月21日~10月23日)によれば、新作3本が1位~3位までを独占しており、1位は残念ながら俳優タイラー・ペリーが『マディアおばさん』にふんする人気シリーズ第7弾『ブー! ア・マディア・ハロウィーン(原題) / Boo! A Madea Halloween』となっていますが、2位はジャック・リーチャー NEVER GO BACKなんです。
しかも、ジャック・リーチャー NEVER GO BACKは、前作アウトローを大幅に上回る興収2287万2490ドル(約22億8724万9000円を記録しています。
なので、純粋に数値だけを考えれば、アウトローを遥かに上回っており、作品の質自体も自然と期待できてしまうわけです。
【全米ボックスオフィスランキング(10月21日~10月23日)】
映画タイトル | 興収(ドル) | 興収(円換算) |
---|---|---|
アウトロー | 1521万156ドル | 15億2101万5600円 |
ジャック・リーチャー NEVER GO BACK | 2287万2490ドル | 約22億8724万9000円 |
映画を観るときに、できるだけ外れを引かない方法の一つとして、興収に注目するというのは有効です。
映画自体が面白そうでも、続編ものはパート1を超えられないというジンクスがあり、続編ものを劇場で観ると外れてしまう危険があります。
しかし、前もって興収や他の人の評価に注目しておくと、これらの続編もの映画でも、外れ作を避けることができるんです。
↑の全米ボックスオフィスランキングを確認する限り、ジャック・リーチャー NEVER GO BACKは、前作よりも更に大ヒットしており、純粋に映画として期待できそうですよね。
まあ、長々と語ってきましたが、トム・クルーズの出る映画って、基本外れがないんで、トム・クルーズが出ているから映画を観る、というのでも十分に楽しめてしまうんですけどね(笑)
[…] 11月11日公開トム・クルーズの『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK … 2016年10月2日 … 11月11日公開の映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』が、前作のアウトロー よりも興収も大幅に上回っており、更に期待できそうな予感。ジャック・リーチャーの演技 を更に深化させたトム・クルーズの好演にも要注目です。(続きを読む) […]