この記事を俺トレ的にまとめると・・・
(2016年9月15日更新)
こんにちは、すみとです。
今、騒がれているグーグルのキーワードプランナーの仕様変更の件ですが、新たにいろいろと分かったことが出てきましたので一ヶ月ぶりに記事を更新したいと思います。
まずは、キーワードプランナーの仕様変更、いや、これは、明らかに改悪ですが、今回「いきなりキーワードプランナーが仕様変更になって、すごく不便になった!」とお困りの方のために、これまでの概要を簡単にまとめておきます。
キーワードプランナーの仕様変更が開始されたのは、当サイトの知る限り、2016年8月9日以降から。
仕様変更された箇所は、以下の2点です。


【キーワードプランナーの仕様変更(改悪)がされた2点】
1、月間平均検索ボリュームが具体的な数字から1万~10万、1000~1万などザックリ過ぎる数字となってしまった
2、月間平均検索ボリュームのグラフが表示されなくなってしまった
↑について、さらに詳しい概要を知りたい場合は、2016年8月10日にアップした記事を、当ページの下部にそのまま残してありますので、興味のある方はそちらをご覧になってみてください。
さて。
キーワードプランナーが仕様変更され、数字がザックリとなり、月間平均検索ボリュームの月ごとのグラフが表示されなくなったことで、いくつかのデメリットが生じるようになりました。
具体的なデメリットを挙げると、作成するコンテンツの集客の規模が分かり辛いということや、キーワードのニーズが安定してあるものなのか、それとも一時的なものなのか、が分かりにくくなった、というようなことがあります。
キーワードプランナーがこのような改悪をなされた状態のままでは、WEBマーケティングに携わる人やアフィリエイトをしている人にとって大きな痛手ですよね。
IT業界で働くWEB担当者・SEO担当者も、多いに頭を悩ませていることかと思います。
どうやら、仕様変更されたキーワードプランナーを前の状態に戻すための策として、「これまでのキーワードプランナーはもう無料で使えないけれど、google adwordsに広告を出稿してお金を支払えば、引き続き、数字やグラフが表示されるキーワードプランナーを使うことができるよ」とグーグルは主張しているようですね。

『このページには検索ボリュームの範囲が表示されます。詳しい情報を確認するには、キャンペーンを設定して実行してください』の記述が、google adwordsの広告出稿をしろ、ということを意味しており、こちらが根拠となっています^_^;
でも、でも。
でも、ですよ!
今まで無料で使えたキーワードプランナーが、何の事前通知もなしに「おまえら、明日からうちのキーワードプランナー使うなら有料だから、そこんところよろしく」とか言われても、「ああ、そうですか」と言って素直にお金を支払いたくない、というのも当たり前の感情ではないでしょうか。
できることなら、変わらずに無料でキーワードプランナーを利用し続けたいですよね。
そこで、8月10日に書いた記事では、無料で、元の有能だった仕様変更がされる前のキーワードプランナーに戻すための対策方法を紹介しました。
しかし、私が8月に紹介したやり方では、仕様変更前のキーワードプランナーが使えなくなってきた、という情報もちらほらと寄せられてきたんです。
【2016年9月15日更新記事】もはや、過去の有能だったキーワードプランナーは無料で使えない?
ぼくが、8月10日に紹介したキーワードプランナーの仕様変更の対策方法は、当時は有効でしたが、たったの一ヶ月で使えなくなりつつあります。
なので、これから仕様変更前のキーワードプランナーを無料で使いたいという人がいましたら、↓以下の方法を試すのは、あくまで気休め程度にしておくのが良いでしょう。
別のグーグルアカウントでキーワードプランナーを利用してみる
くり返しますが、こちらについては、8月当初は、有効だったんです。
ぼく自身も、しばらくの間は、仕様変更前のキーワードプランナーが使えていました。
普段、自分がメインで使っているグーグルアカウントは、キーワードプランナーが仕様変更されてしまったので、今度は、試しに別のアカウントでサインインしてキーワードプランナーを使ってみると、なんと、仕様変更前のキーワードプランナーが使えました。
しかし、それもつかの間。
9月に入ってまもなく、そのアカウントのキーワードプランナーも仕様変更となり、使えないツールになり果ててしまいました。。。
どうやら、当記事を参考にしている人が、9月に急に増えたことや周りの人たちの話も聞いてみたところ、ぼくだけでなく、他の人も、別のアカウントを使っても、仕様変更後の改悪されたキーワードプランナーしか使えていない人が増えてきているみたいです。
この流れから考えれば、現在の段階で、仕様変更する前のキーワードプランナーが使えている人も、かなり近い時期に、仕様変更され改悪されたキーワードプランナーしか使えなくなる可能性が高いと考えて良いでしょう。
google adwordsを契約さえすればキーワードプランナーは使えるのか?
先ほども説明しましたが、キーワードプランナーは、google adwordsの契約をして広告を出稿し、お金をグーグルに支払えば利用ができるというのが定説です。
この話を知って、ぼくは早速、8月にgoogle adwordsの契約をしているグーグルアカウントを使って、キーワードプランナーを利用してみました。
すると、見事に、仕様変更前のキーワードプランナーが使えたんですよね!
しかも、この時は丁度、ぼくは、google adwordsの契約はしてはいるけれど、広告を回していない状態。
つまり、8月の段階では、キーワードプランナーはgoogle adwordsさえ契約をしていれば利用できる状態だった、とすることができるのかもしれません。
しかし、ここでも、キーワードプランナーの仕様変更の波がきました。。。

ぼくのgoogle adwordsを契約しているグーグルアカウントも、とうとう、2016年9月13日に仕様変更されて改悪されたバージョンのものしか使えなくなってしまいました。↓↓↓

とはいえ、他の人の情報によれば、google adwordsを契約し、契約しただけでなく、きちんとお金を支払って広告を出稿していれば、従来通りに月間平均検索ボリュームの数字やグラフを見ることができる、という話もあります。
ただし、広告を出稿したものの、具体的にはどれくらいお金を支払えば、仕様変更前のキーワードプランナーを使うことができるのかは、今のところ、まだ、正確な情報が出ておらず不明です。。。
この状態では、どうやって、キーワードの月間平均検索ボリュームや月間平均検索ボリュームの推移を調べたらいいのでしょうか??
キーワードプランナーの代わりに無料で使える代用ツールは?
さて。
ぼくを含めて、多くの人が、キーワードプランナーの仕様変更で不便な思いをしていることかと思います。
かと言って、これまで無料で使えていたキーワードプランナーを有料で改めて使う、というのも何か違う。
便利で無料だったものは、無料なままで使い続けたいんです!!
そんな悩ましい思いを抱えるキーワードプランナーユーザーのために、キーワードプランナーの代わりに無料で使える代用ツールを調べてみました。
そして、見つかったキーワードプランナーの代わりに無料で使えるツールは以下の3つ。
【キーワードプランナーの代用候補ツール】
1、キーワード検索数チェックツールaramakijake
2、yahooキーワードアドバイスツール
3、Googleトレンド
それでは、それぞれ順番に解説していきましょうか。
1、キーワード検索数チェックツールaramakijake
キーワードプランナーに代わる、月間平均検索ボリュームを調べるための無料代用ツールとしては、現時点では、キーワード検索数チェックツールaramakijakeが一番おすすめです。

この記事を書いていた9月13日の時点では、一番おすすめはyahoo!キーワードアドバイスツールだったのですが、こちらはタイミングが悪く9月14日の時点でキーワードプランナー同様に仕様変更されてしまったらしく、月間平均検索ボリュームが調べられなくなってしまいました。
これは、ぼくのyahoo!アカウントのみかもしれないのですが、今のところ、ぼくが知る限りでは、キーワードの月間平均検索ボリュームが無料で何度でも調べられるのは、aramakijakeだけでした。
ここで、キーワード検索数チェックツールaramakijakeの使い方についても紹介しておきたいと思います。
aramakijakeは、専用のアカウントを作ることなく、誰でも簡単にキーワードの月間平均検索ボリュームを調べることが可能です。
たとえば、検索予測ツールのバーに『サンマ』と打ち込み、check!ボタンをクリックするだけで、月間平均検索ボリュームから関連キーワードまで調べることができます。

aramakijakeの便利なところは、グーグルとYahoo! JAPANのどちらの月間平均検索ボリュームも一緒に計測することができること。
グーグルのキーワードプランナーはグーグルだけしか調べられませんでしたし、yahoo!キーワードアドバイスツールはYahoo! JAPANだけしか調べることができなかったのに、aramakijakeはどちらの値も出るのが画期的かと思います。
また、それだけではなく、aramakijakeはグーグル、Yahoo! JAPANの検索順位ごとに推定される月間平均検索ボリュームについても10位までなら調べられるんです。

なので、どのキーワードでどのくらいの順位まで上げれば、どれくらいの流入数が見込めるのかの目安を知ることができるのが有難いですよね。
また、aramakijakeには、最近、競合検索予測ツールという項目もできました。
こちらでは、調べたいサイトとキーワードを入力することで、そのキーワードの月間平均検索ボリュームと、現在の順位、そしてそのサイトの月間検索アクセスの予測数までを調べることができます。


ただ、月間平均検索ボリュームや月間検索アクセス予測数に関しては、グーグルのキーワードプランナーと同様に正確ではなく、推定の数字となりますので、あくまで目安とするのがおすすめです。
そう考える根拠としては、↑の画像の3つめの『プロミス 審査』というキーワードの月間検索アクセス予測数が、4位という高順位にも関わらず44しか月間平均検索ボリュームがないところです。
プロミスといえば、日本でも有数のキャッシング会社のブランドなので、『プロミス 審査』というキーワードで4位という順位ならば、経験的に、月間検索アクセス予測数はもっと多くていいような気がします。
くり返しますが、aramakijakeで調べた月間平均検索ボリュームや月間検索アクセス予測数は、あくまで推定となります。
なので、キーワード検索数チェックツールaramakijakeで調べた数字を鵜呑みにしてしまうのではなく、グーグルトレンドやヤフーの虫眼鏡ワードなど、多角的な視点からコンテンツ作りをしていくのがおすすめです。
aramakijakeで調べた数字は、あくまで指標の一つとして用いるのが良いでしょう。
キーワード検索数チェックツールaramakijakeを使ってみるならコチラ
2、yahooキーワードアドバイスツール

先ほど、キーワード検索数チェックツールaramakijakeの紹介でも触れましたが、本当はyahoo!キーワードアドバイスツールを一番おすすめのツールとして紹介するつもりでした。
しかしながら、yahoo!キーワードアドバイスツールは、この記事を書いている9月13日の時点で月間平均検索ボリュームが出ていたものの、9月14日の時点でタイミングが悪く仕様が変更されてしまったようで、今は、月間平均検索ボリュームを測定することができなくなってしまっています。

現在、ぼくのyahoo!アカウントでは、キーワードの月間平均検索ボリュームを調べることができず、代わりにそのキーワードの推定CPCや推定掲載順位、推定クリック率、推定インプレッション数(日)などは調べることができます。
月間平均検索ボリュームに一番近そうなのは、推定インプレッション数となりますが、こちらは1日あたりの広告の表示回数の推定値ですので、やはり、月間平均検索ボリュームとは違いますよね^_^;
3、Googleトレンド
最後は、Googleトレンドの紹介となりますが、Googleトレンドは、ご存知、Googleが提供している無料ツールです。
先に言っておくと、Googleトレンドは、月間平均検索ボリュームの数字を調べることはできません。
Googleトレンドは、話題になったキーワードや特定キーワードの過去の検索傾向を調査することに長けています。

↑の画像を見ると、iPhone7が発売日である9月16日に近づくにしたがって、人気度の動向が一気に上昇しているのが分かりますよね。
このように、Googleトレンドの長所は、キーワードプランナーの人気動向の推移を知ることができることと、それに加え、かなり過去(最大5年)から遡って、対象キーワードの動向を調べることができる点にあります。
ただし、Googleトレンドは月間平均検索ボリュームの具体的な数字を計測することができません。
【2016年9月15日更新記事ここまで】まとめ
いかがでしたでしょうか。
あれほど便利に活用していたグーグルのキーワードプランナーが仕様変更されてしまい、月間平均検索ボリュームがザックリ過ぎる数字しか出ず、グラフも表示がされなくなって日が浅いため、まだまだ、その落差に対応できていないユーザーの方も多いと思います。
グーグルアカウントを変えたり、google adwordsを契約だけしたりして、仕様変更前のキーワードプランナーを使う、という、かろうじて有効だった方法も、8月の仕様変更から一月過ぎた9月、現在、使えなくなりつつあります。
先ほど紹介したキーワードプランナーの代用として使えるツールである
・キーワード検索数チェックツールaramakijake
・yahoo!キーワードアドバイスツール
・Googleトレンド
に関しても、キーワードプランナーの代わりとして使うには、ちょっと力不足な感がありますよね。
とはいえ、がっくりと肩を落とす必要はありません。
キーワードプランナーは、ぼくの経験から言わせてもらうと、そこで調べた月間平均検索ボリュームはあくまで指標でしかなく、正確ではないことも多いのです。
キーワードプランナーの数字は、目安にはなっても、それはあくまで一つの指標でしかないんですよね。
なので、8月10日の記事にも書きましたが、たとえ、キーワードプランナーが仕様変更によって、あまり役に立たないツールになってしまったとしても、
・キーワード検索数チェックツールaramakijake
・Googleトレンド
・グーグルのサジェストワード
・ヤフーの虫眼鏡ワード
・NAVERまとめの記事のview数とお気に入り登録数
・はてなブックマークのview数とお気に入り登録数などなど
これらを参考にしながら、総合的かつ多角的なコンテンツづくりを行えば、キーワードプランナーを使っていたとき以上に良質なコンテンツを作り上げることは十分に可能かと思います。
キーワードプランナーについては、今後も動向を観察し、新情報が入り次第、皆さんにお届けしていくつもりですので、もし、興味がある方は参考にしていただければ幸いです。
ーーーーーーー(↓ここから更新前の記事(2016年8月10日の記事)↓)ーーーーーーー
【2016年8月10日更新記事】月間平均検索ボリュームの数字がザックリすぎる!!
こんにちは、すみとです。
っていうか、大変です!!
挨拶なんかしている場合じゃないです!!
web関係の方ご用達の便利ツール、キーワードプランナーの仕様が変更されました!!!
しかも、明らかに悪い方向へ変わっています!!
改悪もいいところですね。
私は仕事柄、google adwords(グーグルアドワーズ)のキーワードプランナーを良く利用しているのですが、その仕様が変更されていてビックリしました、
気づいたのは2016年8月10日。
ツイッターを見る限りだと、9日にはプランナーの仕様が変更されたことに気づいた人がいるみたい。
あれ、キーワードプランナーの様子がなんか変ですぞ。求む情報… pic.twitter.com/Q4Kij5mVOa
— 伊佐敷一裕 (@kaz_isashiki) 2016年8月9日
さて。
問題のgoogle adwordsのキーワードプランナーの変更内容ですが、この変更ははっきり言って改悪もいいところです。
まだ、グーグルから正式に発表があったわけではないのですが、こちらで分かっている情報だけはすぐにお伝えしたいと思います!!
具体的にどうなったのかを分かりやすく説明するために、キーワードプランナーの画像をお見せしますね。

↑の写真を見て分かるように、これまでは月間平均検索ボリュームが具体的な数字で表示されていました。
月間平均検索ボリュームは、ある特定のキーワードが毎月だいたいどのくらい検索されているかの目安になる数字です。
たとえば、キーワードプランナーというキーワードの場合は、毎月、33100件検索されているということになります。
キーワードプランナーの数字は、あくまで目安で、完全に信頼していいわけではないのですが、アフィリエイトやアドセンス、アドワーズなどをする際には、キーワードの需要がある程度わかるので、どのキーワードを意識して記事を書いたり、コンテンツを作ればいいのかの目安となります。
なので、ネットコンテンツの作り手としてはかなり役に立っていて重宝されているわけです。
それなのに……見てください!!
この改悪を!!!
キーワードプランナーの明らかな改悪
私が、普段使っているIDでgoogle adwordsにログインして、キーワードプランナーを使ってみると……
表示が無残なことになってました。
論より証拠ですね。
まずは見て下さい。


はあ?
1万~10万?
1000~1万?
1000~100?
100~10?
なに、このザックリな数字!!
ザックリすぎるにもほどがある。

くそ、やられた。

しかも、これだけならまだしも、いつも表示されていたはずの月間平均検索ボリュームのグラフまで表示されないとは。。。
仕事で、どうしてもきちんとした数字が知りたいキーワードがあったのでしばらく呆然となりました。。。
でも、うろたえてばかりはいられません!
早速、google adwordsのキーワードプランナー仕様変更についてリサーチしました。
で、分かったことをまとめました。以下は、今回のプランナーの仕様変更点です。
【キーワードプランナー仕様変更点】
■キーワードの月間平均検索ボリュームの数字が範囲数字に変わった
■月間平均検索数のグラフが表示されなくなった
キーワードプランナーの仕様変更がされていない場合
現在、いろいろと憶測が飛んでおり、無料で使っている人がキーワードプランナーを使っていると、私のように月間平均検索ボリュームが範囲数字となると言われていますが、必ずしもそうではないみたいです。
私の知り合いは、google adwordsで広告を出していないけれど、月間平均検索ボリュームの数字がきちんと表示されていました。
なので、必ずしも無料で使っているから、月間平均検索ボリュームの表示が範囲数字になる、ということではないみたいです。
ちなみに、google adwordsを使って広告を出している私のもう一つのアカウントでログインしてキーワードプランナーを使ってみたところ、月間平均検索ボリュームはきちんと表示されていました。
ただし、ツイッターのつぶやきを見てみる限り、いずれ、どんどん月間平均検索ボリュームが範囲数字になってしまうのだと思います。
無料ツールの怖いところ
キーワードプランナーは、すごく便利なツールで、コンテンツ作りには必須のツールでした。
こんな便利ツールが無料で使えたわけで、今までが出来過ぎと言えば出来過ぎだったのかもしれません。
ただ、これまで、ユーザーに親切なグーグルさんだったのですから、広告を出さなくてもこれまで通りにキーワードプランナーを使わせてほしいな、という気持ちも正直なところです。
と言っても、今や、グーグルは神さまみたいなものですから、グーグルが変更すると言ったら私たちは素直に従うしかないのでしょう。
無料で使っていたものは勝手に仕様を変更されても文句が言えない。
これが、無料ツールの怖いところです。
あーあ、だれか、無料で使えるキーワードプランナーみたいな便利ツールを作ってくれないかなぁ……
さて。愚痴はここまでにしましょう。
ここからは、今後の対策です。
私なりに、キーワードプランナーの仕様が変更された場合の対策を考えてみました。
キーワードプランナー仕様変更のデメリット
まず、キーワードプランナーが仕様変更されたことで生ずるデメリットとは何でしょうか。
作成コンテンツの集客の規模が予想しづらい
私も含めて皆さんそうかと思いますが、キーワードプランナーで月間平均検索ボリュームを調べることで、そのキーワードで検索上位になったときに見込めるPVや収益の予測をある程度立てていましたよね。
それが、キーワードプランナーの月間平均検索ボリュームの数字が範囲数字となってしまったことで予測が立てにくくなりました。
まあ、キーワードプランナーの月間平均検索ボリュームの数字も、それほど正確とは言えませんが。。。
月間平均検索ボリューム880と出ていたので、そのキーワードで上位に上げてみたのに、あまり流入が増えなかったり、CVが増えなかったり、
それとは逆に、毎月100人くらいしか検索をせず、競合性も低いキーワードであるのにも関わらず、上位に上げてみたら毎日CVが発生したり。
なので、以前から私の中では、キーワードプランナーの月間平均検索ボリュームは、あくまで目安としてであり、完全にアテにしていたわけではありませんでした。
もちろん、キーワードプランナーを使えば、検索ユーザーのキーワードのニーズがある程度分かります。
それゆえに、全く知らない分野を新たに攻めるという場合にはかなり重宝できるのも事実です。
なのに、月間平均検索ボリュームの数字が範囲数字でここまでザックリになってしまうと、集客できる規模が分かり辛くなり、コンテンツ作りがやりにくくなりますよね(涙)
キーワードが安定してニーズのあるものなのか、一時的なものかが分かりにくい
キーワードプランナーの仕様変更のデメリットは他にもあります。
グラフが表示されなくなったため、その月だけでなく、他の月のキーワードの月間平均検索ボリュームの具体的な数字も分からなくなりました。
なので、時間軸で月間平均検索ボリュームの推移を追うことができないため、そのキーワードが安定してニーズがあるものなのか、一時的なものなのかが判別がつかないのです。

また、月間平均検索ボリュームの数字がグラフ化されないことで、そのキーワードの旬の時期が分からなくなりました。
たとえば↑の写真から分かるように『カニ 通販』というキーワードは、11月~1月に月間平均検索ボリュームが多く、12月がピークとなります。
このことから、『カニ 通販』の旬の時期は冬であることが分かるわけです。
このようなデータは、月間平均検索ボリュームがグラフで表示されないと分かりにくい……。
ただし、グーグルトレンドというツールを使えば、キーワードの旬の時期や、安定的か、一時的かの判断も簡単につけることができるので、キーワードプランナーの仕様変更によって失われた機能の代用ができそうです。
キーワードプランナーの仕様変更で困っている人の緊急処置
ここで、キーワードプランナーの仕様変更で困っている人向けの緊急処置をお教えします。
必ずキーワードプランナーの月間平均検索ボリュームの数字やグラフが表示されるという保証はないのですが、上手くいく可能性があるのでぜひやってみてくださいね。
別のグーグルアカウントでキーワードプランナーを使ってみる
上述したように、普段使っているグーグルアカウントで月間平均検索ボリュームやグラフが表示されなかったとしても、別のグーグルアカウントを使えば、これまで通りに使える可能性もあります。
なので、いくつか別アカウントを持っている人は、まずは試しにそちらを利用してみましょう。
google adwordsに広告を出稿してお金を支払う

↑の表の記述、
『このページには検索ボリュームの範囲が表示されます。詳しい情報を確認するには、キャンペーンを設定して実行してください。』
こちらを見る限り、google adwordsで広告を出稿してお金を支払えば、キーワードプランナーも月間平均検索ボリュームの数字が表示されそうです。
なので、どうしてもキーワードプランナーの機能をこれまで通り、使いたい人は、google adwordsに広告を出稿しましょう。
ただ、私としては、これまで無料で使っていたものをお金を支払って使うというのは、やっぱり、不満です。
私と同じような考えを持つ人はいっぱいいるのではないでしょうか^_^;
まとめ
いかがでしょうか。
キーワードプランナーの仕様変更によって、月間平均検索ボリュームの数字の表示が数字範囲となり、月間平均検索ボリュームのグラフが非表示になってしまいましたが、まだ、きちんと表示してくれるグーグルアカウントはあるので、こちらを使えば通常どおりに利用できそうです。
ただし、仕様の変更が浸透していけば、やがてこれまで通りに使えなくなることも考えられるので、継続して使いたい人は、google adwordsにお金を支払って広告を出稿することが必要となるでしょう。
一つ注意点があるとすれば、それはキーワードプランナーの月間平均検索ボリュームの数字は数字範囲になったからと言って必要以上に不安になる必要はないということです。
なぜなら、月間平均検索ボリュームの数字は元よりあくまで目安でしかなかったから。
くり返しますが、月間平均検索ボリュームで表示された数字を妄信することは危険です。
なので、キーワードプランナーだけをあてにしてコンテンツを作るのではなく、グーグルトレンドやヤフーの虫眼鏡ワードや、NAVERまとめのVIEW数やお気に入り登録数など、多角的な視点からコンテンツを作っていくのが良いかと思います。