この記事を俺トレ的にまとめると・・・
こんにちは!
サンデーモーニング、いかがお過ごしでしょうか。まつです。
いや~9月ですね!
今年も残り4か月を切りました。
皆さん、今年の夏はどうだったでしょうか。
私は一人なりに楽しい夏を過ごさせて頂きましたよ、ええ。
ゆみちゃんが以前紹介していましたが、「○○の秋」な季節ですね。
もちろん、秋といえば芸術だよね??その中でも「音楽の秋」だよね??ねえ???
時代は「タテ」??
こじつけ失礼しました。
私まつは音楽が好きで、日々いろんなCDやYoutubeを見ているのですが、ここ半年くらい、アーティストの動画で要である「MV(ミュージックビデオ)」にちょっとした変化があることに気づきました。
そう、MVがタテ画面のバンドやアイドルが増えてきたのです。
当サイト「俺トレ」のアイドルこと黒岩のりおさんのディスプレイもご覧の通りタテ画面です。
(首を左に傾けてください。私の力不足ですが確実にタテ画面です。)

これはトレンドに違いない!!ということで徹底調査です。
16:9の壁に挑め
かつて、というか今でもですが、いちいち横に倒す動作が必要です。
これは動画の主流の規格である「16:9」という黄金比にスマホの画面を最適化させるためです。
そこに、タテ型動画メッセンジャーアプリの「Snapchat」や、ライブ動画配信アプリである「Periscope」「Meerkat」といったサービスがタテへの挑戦を始めました。これが約1年前のお話。
これがアメリカの若年層を中心に大ブレイクを巻き起こし、「タテ型画面」のスタンダード化が始まったのです。
まさに進撃のタテ画面。
Youtubeも重い腰を上げた
これらのアプリが推し進めてきた「タテ型画面」の流れを受けて、世界最大級の動画共有サイト「Youtube」も動かざるをえなくなりました。
2015年7月、YoutubeはAndroid、iOS両方で「タテ画面対応」を発表したのです。
これがどういうことかというと、それまでタテ画面PVをケータイで見ようとすると両脇に黒い隙間ができて見づらい状況でしたが、タテ画面対応により、タテ画面PVはそのままフル画面でケータイで見られるようになった、ということです。
また、「LINE」の元代表取締役・森川亮氏が2015年4月より「タテ型動画」のファッションマガジン、「C CHANNEL」を立ち上げました。
若年層を中心に巻き起こったムーブメントが、世界的サービスを生み、動かしていったのです。
いち早く動いたアーティストたち
Youtubeがアプリでタテのフル画面に対応したことにより、早速音楽業界も動きました。
今回はごく一部ですが、まつが見つけた「タテ画面MV」をご紹介します。
ぜひ、お手持ちのスマートフォンでご覧ください。
lyrical school / RUN and RUN【MV for Smartphone】
6人組ヒップホップアイドルユニットのlyrical school(リリカルスクール)、通称リリスクのメジャー初ドロップ曲です。
スマートフォンをフル活用したタテ画面MVで、カメラやTwitter、Vineなどのさまざまなアプリを彷彿とさせるMVで、見ていて全然飽きないですよね。次何来るんだろ、みたいな。
タテ画面MVの決定打とも言われています(私の中で)。
LYRICAL SCHOOL HP: https://lyricalschool.com/
秦 基博 / 聖なる夜の贈り物(縦型Music Video Short Ver.)[ハウス『北海道シチュー』CMソング]
こちらは皆さん恐らくご存知秦基博(はたもとひろ)さん。
一昨年公開の映画「STAND BY ME ドラえもん」の主題歌として、「ひまわりの約束」をリリースし、大ヒットしたことでも有名になりました。
そんな秦さんの初のクリスマスソング、「聖なる夜の贈り物」は、なんとタテ・ヨコ両方のバージョンが公開されています。
これは、単にヨコ型の映像をトリミングして…ではなく、1つ1つのシーンをヨコ向きで撮影した後、カメラの設定を変えてタテ向きに撮影しているのだとか。
このアイデア、提案者はこのMVの監督、映像ディレクターの守屋健太郎氏。
提案した監督自身、すごく頭を使うし時間もかかるしご自身で少し後悔もしたとか。
そんな苦労をしてでもなんとか完成させたい、そんな楽曲であることは間違いありません。名曲です。
秦基博 HP : https://www.office-augusta.com/hata/
倖田來未 / 「On And On」 (for mobile) – short ver. –
こちらはタテ画面の流行の兆しが見えたときにいち早く公開されました。
さすがクミ姉さん。
タイトルも”for mobile”と銘打って、スマホ向けであることも分かりやすいです。
意外にも彼女自身にとって初挑戦となった「自撮り」のシーンも組み込まれており、ファンにとってはたまらないですよね。
倖田來未 HP: https://rhythmzone.net/koda/
大森靖子「愛してる.com」MusicClip
「実力派メンヘラ」の大森靖子さん。最近話題になっているのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
大森さんはライブも超絶すごいんですが、今回はこちらのMV。
総勢73名の女の子が出演しています。
彼女たちがカメラに向かって、楽曲タイトルの「愛してる」をささやいたり、叫んだりします。
たまりません(個人的に)。
美女たちがケータイの画面いっぱいに話しかけてくれる、この使い方こそ最も効果的ではないでしょうか(個人的に)。
大森靖子 HP: https://oomoriseiko.info/
ソロユニット『Haru.Robinson(ハル・ロビンソン)』 / 「愛が降る街」
知名度が高いとは言えないアーティストたちの中にもいち早くタテの流れに動いた人たちがいました。
まずはこちら、昨年12月にデビューしたソロユニット「Haru.Robinson(ハル・ロビンソン)」さんの楽曲、「愛が降る街」。
福岡県出身の末並弘史さんによるソロユニットで、鹿児島出身の私としては親近感超感じます。
Haru.robinson HP : https://www.harurobinson.com/
恋する図形(cubic futurismo) / 上坂すみれ
波打ち際のむろみさんや艦これ、鬼灯の冷徹などに出演し、大人気声優の上坂すみれさん。
そんな彼女もタテ画面MVを公開しています。
見てくださいこのキャプチャー。
「タテ画面で見てね」アピール半端ないですよね。
MVでは、タテ画面を活かした、画面を上下に2分割するシーンが多く組み込まれています。
この上下で映像が違う箇所もあるので、
・1回目⇒全体を見る
・2回目⇒上画面を見る
・3回目⇒下画面を見る
と、3回は見る必要がありそうですね。笑
さらにさらに、上坂さんの華麗な衣装チェンジも注目です。
様々な表情の「すみぺ」が見れちゃうんですよ。
上坂すみれ 公式HP:https://king-cr.jp/artist/uesakasumire/
GORAKU the function / エレベーターガール【タテ画面Ver. 】
最後のご紹介です。
こちらは何と同郷の鹿児島出身、3ピースドラムボーカルロックバンド、GORAKU the function(ゴラク・ザ・ファンクション)。
知名度が低いインディーズバンドとしては異例の、タテ・ヨコ2画面パターンを公開しています。
しかもタテ画面とヨコ画面ではまったく内容が異なるそう。
さらにこの映像監督は「皆様ズ」というバンドの無敵担当(なにするんだろう)、パラダイスさんという方。
GORAKU the functionも事務所がついていないみたいなので、まさにバンドマンだらけのMVですね。
これからの活動にも目が離せません。
GORAKU the function HP: https://gorakuthekinou.jimdo.com/
これからの見方が変わってくる!!
今回はタテ画面MVについてご紹介しましたが、アーティストのMVだけでなく、モバイル端末の「タテ化」の勢いには凄まじいものがあります。
普段何気なく見ている動画でも、もしかしたらタテ画面フルで対応している動画があるかもしれません。
ぜひ、よーく見てみてください。
最後にもう一度、この秋は「タテ画面の秋」ですよ!!